こんちわ!
土地家屋調査士”目指している”_じゃがいも_です。
今回は資格について私の体験談も交えてお話できたらと思います。
いきなりですが、日本にはいくつの資格があるかご存じでしょうか?
正直に言います。わかりませんでした。
1,000種類以上あると言われていて、民間資格も併せると3,000種類を超えるとか。
あいさつ検定、ねこ検定などなど・・・日常的に行動していることが資格になっていたりと、もはやしっちゃかめっちゃかな感じですね。
これ面白そうだなと思ったものもありましたので随時ご紹介していきたいと思います。
実は私、プロフィールにもあるとおり資格を結構持っていまして、特に国家資格5つは37歳以降に取得しました。
その中で今回は、『測量士補』についてお伝えしていこうと思います。
ちなに受験したのは令和6年5月の試験で、持っている資格の中では最新です。
測量の歴史
みなさん「測量」という言葉は聞いたことがありますか?
よく道路脇や土地で三脚の上に器械を乗せて何かを覗いている人いますよね。そうです、測量してます。
測量とは地球上にある自然または人口の各物体の相互の位置関係を測定して求め、これを数値や図面で表す技術のことで紀元前3,000年前、日本の時代でいうと縄文時代からその技術があったそうです。
教科書に載っているので知らない人はいないと思いますが、緯度、経度なんとなく聞いたことありますよね。
エジプトや近隣諸国にある「ピラミッド」は測量技術を用いて建造したと推察されています。
一番大きいもので1辺約230㍍、高さ約150㍍の正三角形で誤差が1㌢しかないそうです。
ウソでしょ。
電気や器械も無いのに驚愕ですよね。
起源はエジプトと考えられていますが、保有国№1はエジプトではなく、スーダン。少なくとも255個。ちなみにエジプトは138個。南極でも発見されているそうです。
昔も偉い人いっぱいいたんですね。
ピラミッドの中身は現在も解明されておらず日々研究が続けられています。ミステリー!
実は私、プロフィールにもあるとおり資格を結構持っていまして、特に国家資格5つは37歳以降に取得しました。
その中で今回は、『測量士補』についてお伝えしていこうと思います。
ちなに受験したのは令和6年5月の試験で、持っている資格の中では最新です。
測量士・測量士補とは
測量士・測量士補は簡単に言うと、土地の位置や面積、距離などの測量をする仕事ができる人です。
普段、当たり前に通る道路、トンネルなどはすべて測量を行って数値を確定してから設計、工事をして完成していきます。
その測量ができるの測量士・測量士補だけなんです。
もう少し掘り下げると、測量士は「計画を立てる人」測量士補は「立てた計画を実行する人」という位置づけになっています。
私ができる測量の仕事は「計画を実行する」だけになってしまいますね。
測量士補の資格について
資格の概要についてご紹介いたします。
1.受験資格
2.合格ラインと合格率
3.勉強時間
4.勉強方法
5.試験本番
受験資格
結論を言うと測量士補に受験資格はありません。
・大学・短大・高専で測量科目を修める
・養成施設を卒業する
ここまでは、学校や施設に通い学習すれば卒業と同時に取得できます。
・測量士補試験に合格する
私は試験を受け合格しました。
合格ラインと合格率
試験時間は3時間、28問出題で18問以上正解で合格です。1問あたり25点配点ですが、なぜ25点かはわかりません。
合格率は令和元年から令和6年までの平均で34.7%。
毎年約13,000人受験して4,500人合格する試験です。
勉強時間
リサーチをすると約200時間という結果がでてきますが、私はそこまで時間は要しませんでした。
10月から初めて5月の試験目前までやり、1日平均で2時間のトータル160時間ぐらいだったと思います。
最初は本当に分からない問題ばかりで理解に苦しみましたので、前半は3時間、後半1時間という感じの時間配分でした。
勉強方法
4-1.参考書を通読
4-2.過去問解く
4-3.動画で学習
4-4.追い過去問
参考書を通読
いきなり過去問から解いてから参考書を読むという方もいますが、私は全体の概要を把握するために参考書を読み切ります。
読み切るのが目標なので最初の理解度は20%ぐらいで構わないと思います。
ちなみに使った参考書は「やさしく学ぶ測量士補試験合格テキスト」です。
要所でイラストなどが記載されていて初学者の私でもなんとかイメージすることができました。
過去問題集を解く
通読後は過去問題を解き始めました。
使った問題集は「日建学院測量士補過去問280」です。
問題ごとに解説がついているためとても親切ですね。
動画で学習
最近は資格の紹介から過去問解説までYouTubeで揃うので勉強が楽になりましたね。
私が学習した動画は「測量士・測量士補合格」というチャンネルでした。
平成24年から令和5年までの過去問を1問ずつ丁寧に解説してくれているのでとても分かりやすかったです。
これを視聴しなければ合格できてなかったと思います。
測量士補は28問中約10問が計算問題となっていて、計算問題なのに電卓が使えないというまさかの決まりがあるため勉強していて結構辛かったです。
公式の暗記はもちろんですが計算ミスも注意しなければなりません。
計算問題も択一で選びますが、近似値や計算を間違えたと想定した選択肢もちゃんと用意されているので、ミスしていることが分からずそのまま解答して、実は違うなんてこともありました。
小数点の割り算、掛け算なんて暗算で解いたのはいつぶりだったか・・・。
追い過去問
動画を視聴し、ある程度過去問が解けるようになったので、時間を計って本番を想定したテスト形式で行いました。
慣れると1時間ぐらいで年度ごとは解けるようになっていました。ここで3月の中旬頃でした。
もう楽勝ムードが漂っていたのですが、過去問を解いていると様々な計算問題が出ますし理解できないこともあります。
私はこれを「捨て問」として勉強のシャッターをガラガラ閉めました。理解できないものはいいやと、過去の傾向からどうせ今年は出る確率は低いだろうと思っていた問題を2、3問作ってしまいました。
これが失敗でした・・・。
試験本番
試験当日は5月にも関わらず暑かったのを記憶しています。
試験会場に到着すると高校生がたくさんいたことが驚きでした。土木関係の学科でしょうか。
東北の会場は宮城県と秋田県のみなので恐らく遠方からの受験生もいたのでしょう。
こんなに若いのに難しい試験を受けにくる姿勢に関心しましたし、いい歳のオッサン負けてらんないですよね。
いざ試験が始まって問題を見ていると愕然としました。
「捨て問がガッツリ出ている」
かなり焦りましたがとりあえず解ける問題から取り掛かかりました。
測量士補に限らず資格を受験して毎回思うのですが、言い回しが違うだけで結構選択に悩みます。
試験は3時間ですが、1時間30分経過後、退席していいシステムなのでどんどん退席していく方々を見て更に焦りが。
なんとかすべて回答を終え、見直しをして私が退席したのは開始から2時間30分後でした。
不正防止のため途中退席の場合問題は持ち帰れないので受験票に回答をメモして速報の結果を待ちました。
結果は28問中19問正解。
無事合格でした。
受験して思うことは、過去問や模擬試験で合格ラインに届いているからと過信してはいけません。
試験中は不安や焦り、出題する側も不合格にするように一捻り加えてくるので、合格ラインより2割増しで点数を取れるようにしないと合格率30%台の試験はこなせないと思います。
後日、正式な解答を確認しましたが、よく考えて解答しておけば落とさなかった問題が何問かありました。
本番の空気って独特ですね。
測量士補に合格すると私の目指している土地家屋調査士試験の午前の部が免除になります。
土地家屋調査士の午前の試験もかなりの難問揃いのようで、ほぼ測量士、建築士の資格を取得してから挑戦するそうです。
私もそんな一人で、ようやくスタートラインに立てました。
資格マニア!?
6つも資格を持っているとさすがに資格マニアと言われることもありますが、私はそうは思いません。
世に名前を残す人は必ず勉強を行っています。
資格は勉強の結果であって目標となるもの、そして人生を変えてくれると信じています。
実際私は、資格を取ってから人生が変わりました。
勉強をしなければ今こうして土地家屋調査士に挑戦しようとすら思いませんでした。
ただ、資格は一人では絶対取れません。
家族がいれば奥さんが家事をしてくれて、子供は遊ぶのを我慢して、一人暮らしでも眠そうに出社したら誰かがフォローしてくれたりと必ず支えてくれる人がいるということを忘れずにいたいものですよね。
そんなことを思いながらまた今日も勉強頑張ります。